写真家で映画監督の蜷川実花さんが手がけたアートイベント「道後アート2015」に続き、16年度に愛媛県松山市道後地区で開催される「道後アート2016」で、実行委員会は7日、メーンアーティストに画家の山口晃さん(46)=東京=を迎えることを決めた。
 山口さんは、高い技術や描写力で描いた都市鳥瞰(ちょうかん)図や合戦図などが代表作。大和絵や浮世絵などの日本画の手法を用いて、過去と現代、現実と空想を混在させたような世界観が特徴で、01年に第4回岡本太郎記念現代芸術大賞の優秀賞を受賞している。08年と11年には愛媛新聞などで連載した長編小説「親鸞」と「親鸞 激動篇」の挿画を担当した。
 今後、山口さんが道後地区を訪れ、会期や作品内容を決める。